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一戸建て住宅orマンションの比較とメリット・デメリット

設計

マイホームを購入したいと考えた時に、一戸建て住宅にするか、マンションにするか悩む方も多いでしょう。
ここでは、一戸建て住宅とマンションの比較から、双方のメリット・デメリットについてご紹介します。

一戸建て住宅・マンションとは?
まず、一戸建て住宅とマンションの特徴や違いについて説明します。

【一戸建て住宅とは】
一戸建て住宅には、大きく分けて『注文住宅』と『建売住宅』の2つになります。
注文住宅は、設計事務所、工務店、ハウスメーカーなどに設計や施工を依頼し、自分の希望にそった住宅づくりを行います。
建てる土地が決まっていない場合、土地を探し始めてからの着工となるため、相応の期間がかかります。
建築基準法による制限はありますが、間取りや設備、フローリングや壁紙など自分好みのデザインにすることができます。
建売住宅は、土地と建物がセットで販売されます。
住宅が完成してから販売が開始されるケースと、建築中に販売がスタートするケースがあります。
どちらの場合もすでに設計が決まっていたり、決められた中から選んだりするため、設計の自由度はあまり高くありません。

 

【マンションとは】
主に区分所有法に基づく、分譲の集合住宅を指す。
1960年頃から住宅業者が高級感を謳って使い始め、中高層アパートの呼び名として定着した。
2000年12月、マンション管理適正化推進法において、
複数の区分所有された住宅専有部分を持つ建物、と再定義され、単にマンションといえば分譲を指すようになった。

 

一戸建て住宅・マンションのメリット・デメリット
一戸建て住宅・マンション両者のメリットとデメリットについて見ていきましょう。
一戸建て住宅のメリット・デメリットとして『注文住宅』と『建売住宅』の2つのメリット・デメリットを説明します。

【注文住宅のメリット】
注文住宅の一番のメリットは、自由にプランニングできることです。
間取りや設備のほか、フローリングに使用する木の種類や色、壁紙、ドアノブと、
細かいところまでとことんこだわった自分好みの家づくりができます。

着工前から竣工まで何度も打ち合わせを重ね、試行錯誤をしていく中で
「自分が建てた家」という思いが一層深まり、愛着のあるわが家になるでしょう。

注文住宅にはすべてを施主が自由に決められる「フルオーダーの注文住宅」と、
家のおおまかな間取りや外壁などは選ぶことができても、
設備などはあらかじめ決まったものから選択するといった「セミオーダーの注文住宅」があります。

<メリットまとめ>
・設計に自由度がある
・着工前から携わることでより一層愛着がわく

 

【注文住宅のデメリット】
注文住宅は、設計に自由度があり、理想の住まいを実現できる大きなメリットがありますが、その分コストがかかってしまいます。
こだわりの建材や設備をそろえることで、建売住宅にくらべて割高になってしまうことがあります。
妥協せずに、あれもこれもと採用していると大幅に予算オーバーになってしまうこともあります。
また、細かいところまで何度も打ち合わせをしていくので、完成までに長い期間がかかります。

<デメリットまとめ>
・コストが高い
・完成までに時間がかかる

 

【建売住宅のメリット】
建売住宅は販売価格のほか、間取りや設備、仕様も決まっているのでイメージしやすいのがメリットと言えるでしょう。
また、完成していれば現地を実際に見ることができ、気に入れば即入居できる点もメリットです。
一から自分で考えたり計画したりするのが苦手な人にとっては、手軽にマイホームを購入できるのが建売住宅のメリットです。

<メリットまとめ>
・コストが安い
・価格が明確
・即入居できる
・打ち合わせのなどの手間や時間があまりかからない

 

【建売住宅のデメリット】
建売住宅の場合、間取りや設備などがすでに決まっているため、なにかしら妥協しなければならないケースがあります。
例えば、「フローリングの素材があまり気に入っていない」「和室は狭くてもいいからリビングがもう少し広ければよかった」など、
本当はもう少し希望があっても、それらのすべてをかなえるのは難しいのが現実です。
また、販売業者はまとめて広い土地を購入し、複数の区画に分けて、
似たような仕様の住宅を建てることが多いため、近隣の住宅との差別化が図りにくい点もあるでしょう。

<デメリットまとめ>
・設計に自由度がない
・不満や妥協点が残る場合がある
・建築途中の過程を見にくい
・近隣の住宅と似た仕様になってしまう

 

【マンションのメリット】
マンションのメリットは、建売住宅のメリットである間取りや設備、仕様も決まっているのでイメージしやすいのがメリットと言えるでしょう。
それと、一番のメリットは
◦交通の便がいいこと。(駅近くにあるパターン、バス停が近くにあるパターンは一戸建て住宅で考えると土地の値段が高いのでなかなか購入するのが難しいと思います。)
◦防犯システムがいいこと。(管理されている)当たり前のことかもしれないが、一戸建て住宅では結構難しい。
過去にはいろいろ事件がありましたが、今のマンションは着工前から竣工までを
きちんと撮影して購入するお客様に動画で説明したりもするので、安心があります。

<メリットまとめ>
・即入居できる
・打ち合わせのなどの手間や時間があまりかからない
・着工前から竣工までの工事作業がわかるので一層愛着がわく

 

【マンションのデメリット】
建売住宅と似ていて間取りや設備などがすでに決まっているため、なにかしら妥協しなければならないケースがあります。
また、リフォーム工事をする時は一戸建て住宅とは違い、
区分所有の中のルールがあるためご自分の好きな材料・工法では施工できないケースもできますので、自由度が少ないです。

<デメリットまとめ>
・リッチ条件・環境等が良いため、㎡数の大きさの割にコストが高い
・管理費等の固定費が掛かる。
・自由度が下がる

 

一戸建て住宅とマンション どちらに向いているかチェック
一戸建て住宅、マンションどちらにもメリット・デメリットがあり、どちらの方が良いとは言い切れません。
タイプ別に一戸建て住宅、マンションが向いている人をご紹介します。

【一戸建て住宅に向いている人とは?】
自分の思い描く理想の住まいがある人や、妥協をしたくないこだわりがある人は一戸建て住宅にすることで満足を得られるでしょう。
また、すでに土地を持っている人や、今の住まいの建て替えを考えている人にもおすすめです。

<一戸建て住宅に向いているタイプまとめ>
・長い時間がかかっても理想やこだわりを叶えたい人
・土地を購入している人、すでにある土地で建て替えをしたい人
・特殊な建築を依頼したい人

 

【マンションに向いている人とは?】
土地探しをしなくても済むのが魅力です。
また間取りやデザインも決まっていたり、決められた中から選んだりするため、
時間や手間は一戸建て住宅に比べてかかりません。
また、すでに出来上がっている状態で販売されているので、
住まいの通風や採光、空間の広さなどを確認しやすく、入居もすぐにできます。

<マンションに向いているタイプまとめ>
・土地を持っていない人
・時間と手間をかけたくない人
・すぐに入居したい人
・条件によりますが、交通の便を気にする人

 

建築設計をして今年で22年。
月で5棟 年間で60棟ぐらい。
今まで、1.000棟以上の建築設計をさせていただています。
今も継続中!
その内、住宅設計は8割です。
住宅ローンアドバイザーになりまして今年で11年になります。

㈲髙陽一級建築士事務所
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