住宅の外壁材の種類と特徴Ⅱ
■タイル
色落ちや劣化の心配も少ない。
乾式工法が普及粘土を主原料に各種の鉱物を
混ぜて板状に成形し、焼成した素材。
外壁だけではなく、床や内装にも
用いられるおなじみの素材です。
焼き方や吸水率の違いなどで、磁器質、
せっ器質、陶器質に分けられますが、
外装材に主に用いられるのは、
水分を吸収しにくい磁器質やせっ器質。
耐候性、耐久性、耐火性に優れているのが特徴です。
汚れがつきにくく、色落ちや劣化の心配も
少ないため、メンテナンスがほとんど
必要ないことも魅力。商品によっては、
汚れを付きにくくし、雨水によって汚れを
流れ落ちやすくする機能などを持たせたタイプも
みられます。コスト的には、他の素材に
比べて高めといえるでしょう。
また、タイルの施工方法には、
湿式工法と乾式工法があります。
以前は湿式工法が主流でしたが、最近では、
下地材に専用の金具やボンドなどで引っ掛けたり、
留め付ける乾式工法が普及しています。
施工が容易で、剥離や落下の心配がないのが特徴。
既存の壁の上に貼り付けることができたり、
軽量化すること で躯体への負担を軽減するなどした
リフォーム向けの商品もみられます。
■ALC(パネル) 軽量で耐火性能が高い
ALC はAutoclaved Lightweight Concreteの略で、
軽量気泡コンクリートの一種。
石灰質材料とけい酸質材料を微粉末にして水と混ぜ、
ガス発生剤を添加して気泡をつくり、
固まった後に高温高圧で養成して硬化させたものです。
軽量で、耐火性能が高く、加工が簡単という特徴もあります。
修理やメンテナンス費用なども考慮して選ぶ
外壁材だけに限りませんが、住まいは施工が
完了すれば終わり、ではありません。
年を経るごとにメンテナンスや修理、
リフォームが必ず必要になります。
特に外壁材は、住まいの性能にも大きく関わるため、
日々のお手入れ方法や定期的な点検方法、
メンテナンス費用、保証など、事前に確認し、
長期的な視野で選ぶことが重要です。
建築設計をして今年で22年。
月で5棟 年間で60棟ぐらい。
今まで、1.000棟以上の建築設計を
させていただています。今も継続中!
その内、住宅設計は8割です。
㈲髙陽一級建築士事務所
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