注文住宅にあるロフトとは!

設計

注文住宅の間取りを決める上で、「ロフト(屋根裏にある小さな部屋)」を設けるか悩まれる方は多くいらっしゃいます。
使い勝手の良さそうなロフトですが、メリットやデメリットがあります。
せっかく設置できそうな空間があるのであれば、「ロフトを設けたい」ものですよね。
ただ、一時的な感情でロフトを設けたが使わずに後悔している方もいらっしゃいます。
ロフトの設置には費用がかかるため、そのようなことにならないように、いい点悪い点を踏まえた上で、
最終的にロフトを設置するのかどうかを判断しましょう。

 

ロフトとは

ロフトとは、屋根裏にある空間のことです。

高さの制限があり、1.4m以下の場合、階数に数えなくても良いことになっています。
つまり、1.4mよりも高さがある場合、階数に数えられてしまいます。

たとえば、2階建てで2階の屋根裏にロフトがある場合、高さが1.4mを超えると3階の扱いになってしまうのです。
ロフトの設置を検討していた方で、1.4mの高さ制限があることを知っている方は少ないのではないでしょうか。

ロフトを設置する場合は、高さに注意するようにしてください。
1.4mの高さでは大人が立つことはできません。
通常の部屋として利用するには制限があるため、ロフトは限られたスペースになります。
それらを踏まえた上で、ロフトを設置するようにしてください。

なお、建築基準法では、ロフトには以下の条件があります。

・天井の高さが1.4m
・直下階の1/8の面積
・はしごが固定されていない

ロフトには、このような条件があるため、これからプランを考える方は覚えておきましょう。

階数扱いになると税金が高くなるロフトの高さが1.4mを超えてしまうと階数扱いになるため、
税金面などで不利になってしまいます。

逆を言えば、3階建てを検討していた方がロフトにすることで、
お得に居住スペースを確保することも可能です。
ロフトにするか階数を増やすか迷っている方は、トータルバランスを考えて設置するようにしてください。

 

建築設計をして今年で22年。
月で5棟 年間で60棟ぐらい。
今まで、1.000棟以上の建築設計をさせていただています。
今も継続中!
その内、住宅設計は8割です。

㈲髙陽一級建築士事務所
   設計事務所業務
   建築設計(新築・改修・リフォーム・店舗等)
   建築工事監理
   建築確認申請業務・図面作成
   改修工事設計・工事監理業務
   リフォーム工事設計・工事監理業務
   店舗設計・工事監理業務

㈲髙陽
   施工業務
   新築施工
   リフォーム施工
   店舗施工