家づくりのエッセンス

  1. TOP
  2. 家づくりのエッセンス
  3. 注文住宅の打合せ進行・注意点

注文住宅の打合せ進行・注意点

設計

注文住宅をハウスメーカーさんや工務店さんに依頼したあと、まず最初に打ち合わせを行います。

注文住宅は建売住宅とは違い、全て一から決めることになりますので、どうしても回数が多くなりがちです。

しかし、回数が多ければ多いほど、より具体的な思いを設計に反映することができます。

打合せをする目的は、詳細な注文住宅の設計を行う前のPLAN作りですので、
最低でも2ヶ月程度掛かると思います。※これもあくまで目安です。

『設計は工事が終わるまで変わっていく』と言われていように、必要であれば何度でも行います。

回数は平均して5~10回程度です。

気になることがあれば、どんどん相談するようにしましょう。

◦注文住宅の打ち合わせの進行。
※あくまでも一例です。

1回目
設計者との顔合わせを行います。
ここでは、設計者と『注文住宅の家』のイメージを話し合います。

2回目
設計者が注文住宅の簡単なコンセプトやイメージのスケッチ(手書きのラフなもの)を提示します。

もし考えている注文住宅のイメージと違えば、はっきりと伝えるようにしてください。
その意見を参考に、設計者が修正を加えていきます。

ここでしっかりとイメージを共有することが、今後詳細な設計を行う際に重要になってきますので、決して妥協してはいけません。

1、2回目で、コンセプトや空間、外観のイメージがある程度決まったら、注文住宅の間取りや壁の位置、開口の位置などのさらに詳細な話をしていきます。

注文住宅の家は一生に一度の大きな買い物です。
納得のいくまで、何回でもするようにしましょう。

◦打合せ場所はどこ?
話をする場所は、住宅会社の社内や事務所でも可能ですし、もちろんご自宅でも問題ありません。
場所を指定することで、ほとんどが希望通りになります。
ただし、機材を使ったプレゼンテーションが必要な場合や、設計事例を見る場合などは、住宅会社へ出向かなければいけない場合もあります。
また、自宅にスペースが無い場合はその旨を前もって伝えておきましょう。

◦注文住宅の打合せで注意点
注文住宅の打ち合わせ内容次第では、
「自分が思っていたイメージと、実際に建った家が違った」などという事態にもなりかねません。
そうならないためにも、設計者に話のペースを持たせないようにしましょう。
設計者は専門家なので、どうしても自分のペースで話を進めてしまいがちです。
すると、自分が思ってもいない方向へ進んでいくこともあります。
これは、話が進めば進むほど後には引けません。
そのためのコツは、質問を多くすることです。
こちらから質問をすることで、知りたい情報も得られますし、自然と相手からの提案も出やすくなるのです。
専門家と話をするのは緊張しますが、何といっても家は一生に一度の買い物です。
妥協の無いように、希望があれば何度でも打ち合わせをしてくださいね。

建築設計をして今年で22年。
月で5棟 年間で60棟ぐらい。
今まで、1.000棟以上の建築設計をさせていただています。
今も継続中!
その内、住宅設計は8割です。

㈲髙陽一級建築士事務所
   設計事務所業務
   建築設計(新築・改修・リフォーム・店舗等)
   建築工事監理
   建築確認申請業務・図面作成
   改修工事設計・工事監理業務
   リフォーム工事設計・工事監理業務
   店舗設計・工事監理業務