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住宅屋根の種類特徴Ⅱ

片流れ屋根
片流れ屋根は、切妻屋根を棟の沿って真っ二つに切断した形状の屋根です。流行の今風なイメージで設計士が好んでデザインする屋根とも言えます。
その影響から新築屋根では最近非常に多く見られるようになってきました。
小さな敷地でも合理的にお洒落な住宅に暮らしたい20~30代の若い世代の夫婦を中心に需要が高まってきています。
特徴について

複雑な屋根部分がほとんどないため工事価格が安く済みます。また ほぼ1枚屋根のため 雨漏りも少なくメンテナンスチェックも簡単です。
しかし屋根が一面しかないため雨が集中してしまい、雨樋へ一気に雨水が流れ込み 溢れてしまうので 定期的なチェックが必要です。
方形屋根

方形屋根の方形は(ほうぎょう)と言います。ひとつの頂点から四方へ同じ角度で傾斜した屋根のことです。寄棟の一種とされていますが、ピラミッド型屋根と説明すればイメージしやすいでしょうか。
屋根面が屋根頂上中央部に集まった屋根で、屋根の下にある部屋は、ほぼ正方形である必要があります。
特徴について
寄棟屋根と同じになりますので割愛させていただきます。

陸屋根

陸屋根は「ろくやね」もしくは「りくやね」と言います。一般的には屋上がある水平な屋根の事を指します。
デザインの観点からや住宅メーカーの供給方法により、最近では一般住宅で施工数が微増しているようです。
豪雪地方では落雪事故防止のため、鉄筋コンクリート構造での陸屋根を採用する住宅が増えています。
特徴について
水平な屋根ですので、風の影響が少なくて一見雨漏りの危険は少ないのではと思われますが、屋根に傾斜がないことでのデメリットのほうが大きいようです。
雨漏りの危険度を増してまで陸屋根の形状にする理由があれば別ですが 一般住宅の屋根としてはおススメできません。

はかま腰屋根

はかま腰屋根は、切妻屋根の妻側に屋根上部から少しだけ寄棟屋根のように屋根面を設けた屋根のことを指します。
はかま腰屋根という名前は、袴をはいたときの姿と似ていることからと言われています。はかま腰屋根は、別名「隅切りや半切妻」「ドイツ屋根」とも呼ばれています。
特徴について
建築基準法で高さ斜線制限がある場合 先端屋根の高さを低く抑えることができるのが、はかま腰屋根です。道路斜線や日影規制など法的な制約から使われる事がほとんどです。
つまり 住宅や室内の高さを低くする必要がなくなって 要望に近い室内空間が実現できます。
招き屋根

招き屋根の形状については、切妻屋根の一方の屋根面を長くして もう片方を短くした屋根のことを指します。
この招き屋根は、屋根面の片側が急こう配で 片方の屋根上部に壁を作りますので室内空間が高くなります。そのためロフトや天井裏の物入れスペースを作りやすい屋根形状と言えます
特徴について
屋根の高さが段違いになっているので、雨漏りの大敵である強風や突風に強いです。雪が解けぬくい北側の屋根面を狭くすれば、積雪量が減せます。
しかし屋根と外壁との雨仕舞いをしっかりしていないと雨漏りが多発する傾向にあります。

越屋根
越屋根の形状については、屋根の最上部に明かり取り採光や風通しのための、屋根の上に小さな屋根組をのせた屋根を指します。
小さな屋根組の外壁面にトップライトの役目として窓を取り付ける例が多いです。簡単に言いますと、切妻屋根の頂上中央の一部を持ち上げたような屋根です。
立ち上がり部分を利用して、十分に換気や採光をとれることが特徴です。
特徴について
屋根の上に小さな屋根が付いている屋根なので、その構造もより複雑です。そのため新規で工事をするにしても、修理をするにしても、非常に手間がかかり技術も必要になります。
当然その費用も高額になります。また屋根構造が非常に複雑なので、雨漏りの危険度は大きいです。

 

建築設計をして今年で22年。
月で5棟 年間で60棟ぐらい。
今まで、1.000棟以上のを建築設計
させていただています。今も継続中!
その内、住宅設計8割です
住宅ローンアドバイザーになりまして
今年で11年になります。

㈲髙陽一級建築士事務所
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   建築設計(新築・改修・リフォーム・店舗等)
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